電車などで
女性ファッション誌の中吊り広告をよく目にします。
『カリスマ読者OLの一週間着回しバイブル』なんてね。
"愛され"ワンピとか、"めちゃモテ"ヘアーとか
まぁ色々考えるモンですね。
"入れ食い"パンツなんてのはきっと無いんでしょうね。
* * *
理想化された生活や美男美女のモデルを登場させて
購買意欲をあおる広告表現は、視聴者を現実から目をそらさせ
かなわない欲望をかきたてるだけである。
そこでは、現実の社会問題から隔離され
清潔で快適で、悩みとは無縁の美男美女が
理想化された暮らしを演じる。
こうした従来の広告手法は
人間を消費者としか見なさず
ひたすら現実から目をそらさせようとする点で
シニカルであり、反社会的である。
巷にはこうした広告が氾濫しているため
現代人はそれに慣らされ受け入れている。
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イタリアのアート・ディレクター
オリビエロ・トスカーニ氏の言葉です。
かつて自分が最も衝撃を受けた広告、
それは彼が手がけた
イタリアの服飾メーカー『ベネトン』の
企業広告でした。
BENETTON Institutional Campaigns 人々の価値観や先入観、倫理観に疑問を投げかけるような
一連の広告手法は、当時海外でも大変な物議を醸しました。
"Handcuffs" 1989
"Breastfeeding" 1989
"Newborn Baby" 1991
"Priest and Nun" 1991
"Electric Chair" 1992
"AIDS - David Kirby" 1992
"Girl with Doll" 1992
"Bosnian Soldier" 1994
"Hearts" 1996
"ロック"とは、
『世界中で起きている"目をそむけたくなるような現実"を
大衆の鼻先につきつける行為』
を指すのかも知れません。
虚構が一人歩きしているような現代社会において
このような広告は、また一段と大きな意味を持つような気がします。
一連のベネトンの広告に関して
こちらに興味深い考察がありましたので
ご紹介させていただきます。
クロ箱 index『ベネトンの広告』